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晩夏の関八州見晴台

 前日の19日、山友のM.T氏から電話があり「今夏は猛暑続きで山登りの足が遠のいている」「じゃぁ明日近場の山へ行きましょうか」と、お互いの気持ちが一致して・・・西武秩父線の西吾野駅から奥武蔵の関八州見晴台(標高771.1m)を経て吾野駅までの、凡そ12~13km、標高差は約540mを登ることに決まる。

 20日朝8時過ぎに西武所沢駅で落ち合い、飯能行き、秩父行き、と乗り継ぎ西吾野駅着9時21分。
身支度をしてすぐにスタート、道端の野草などを写しつつ数分行ったところに虫歯の神様の祠がある・・・歯の神様? 通りすがりのオバサンさんに尋ねるも由来不明。 帰宅後調べたところ、全国にある白山神社が「歯の神様」のようである、「はくさん」を「歯(は)瘡(くさ)」に掛けたとの説があるそうだ。

      西吾野駅          キンミズヒキ       歯の神様
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 数ある登山コースから、今回はパノラマコースを辿ることにし高麗川支流に架かる小木橋を渡りお休み処「吾笑楽」からパノラマコースを登る。
いきなり急登が20分ほど続く、パノラマコースと言ってもパッと開けた展望所があるわけではなくほとんどが杉の植林帯、先導者なく蜘蛛の巣を払いながら登っていく。

  パノラマコース入口       クモの巣        杉の植林帯
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 不思議なことがあるものだ! 歩を進めながら「タマゴタケはないかなー、時期的にちょっと早いかな?」なんて友人に話しかけ、15分ほど経ったところで前を行く友人が「アッター」と叫ぶ、“噂をすれば影とやら”ではないが真っ赤な傘のタマゴタケが数本並んでいる、ありがとさん!ごちそうさん!と言いながら二人で収穫し持ち帰ることにした。

               真っ赤な傘のタマゴタケ
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 高山不動尊を素通りして関八州見晴台に向かう。 途中数分間傘のいらぬ霧雨にあったが誰もいない山頂に11時40分到着。
食事をしていると登山口で見かけた青年3人が登ってきた。今年高校を卒業した18歳の仲よし組みで、熊谷市、上尾市、さいたま市、から集まり来たという。
丁度5個あるからと高級なモミジ饅頭を分けてくれる、30分ほど世間話をして別れた、いい青年たちだった。

               山頂の東屋と青年たち
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 帰りは、素通りした高山不動尊に立ち寄り、本堂から120段の石段を下り樹齢800年、樹高7m、幹回り10m、と言われる大銀杏に挨拶してきた。

      高山不動尊本殿         120段の石段    樹齢800年の銀杏
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 ここから吾野駅へ行くことになるのだが、これが思ったより大変! アスファルトの道を約5.5km、1時間40分ほど歩き3時少し前に秩父街道吾野宿が見えホッとした。
曇り空で汗をかくような気温ではなかったが歩数計は26000歩、ツクツクボウシの鳴き声を聴き、晩夏の風に触れる山旅であった。

by ueq100 | 2018-08-21 13:52 | 登山・ハイキング  

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